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2017-11-14

関門海峡の旅 Ⅱ    [晴れ] [曇り]


〈7日(火)〉
6時30分。下関の夜は明けました。起床。何はともあれ自転車が心配です。外へ出て確認します。チェンロックは掛けましたが、ホイールだけがなくなっている可能性もありますし・・。ドキドキ!お~、無事に昨夜のままありました。ヤレヤレ!です。ビジネスホテルの簡素な朝食と違い、観光ホテルの朝食バイキングは豪華です。外に置かされた自転車の事以外は、何の問題も無い快適なホテルでした。今日も山口県 福岡県とも晴天の予報です。


8時30分。さあ、行きますか。ホテル玄関前で写真を撮って頂きました。ホテルお抱えの運転手さんらしきおじさまです。山口県の県都は山口市なんだそうですが、下関市の方が人口が多いそうです。活気ある街の活動が始まり始めています。これから渡る対岸の門司区の街や行き交う船が、霧に煙って霞んでいます。ロマンティックですねえ!この辺りの施設は大方9時営業開始のようで、今未だ準備中という状態です。


それでも早くも海峡に面したベンチには、人々が座ってひなたぼっこ?(未だ日射しは暖かくはないのですが)を、しています。再び訪れる事はないかと思われるこの風景の中を、ゆっくりとポタリングします。関門橋(自動車道)の巨大な橋脚の下を潜ると、直ぐに“関門トンネル”の入り口です。9時10分。4,5km。思ったよりあっさりとしたトンネル入り口で、見過ごしてしまいそうです。


ボクにしてみれば海峡の下を歩くなんて、凄い事だと思うのですが・・。先ず自転車もバイクも楽々入る大きなエレベーターで地階へ下ります。そこから左手にトンネルが始まります。全長780m。自転車は乗る事は禁止されていますし、バイクはエンジンを掛ける事も出来ません。押して歩くのです。ボクが歩き始めて門司市の出口まで自転車の人はどなたも居ませんでした。年配のお父さんやおかあさん達が歩いています。ウオーキングです。


ほぼ平坦に見えますが、感じない程度の勾配が付いているという事で、中心部が最も低く両側の出入り口が高くなっているらしいです。そしてその中心付近で山口県と福岡県の県境になっています。ラインが引いてあって、ちゃんとペンキで書かれています。今、記念すべき人生初の九州上陸の瞬間を迎えました。そして北九州市門司区の出口に至りました。9時25分。4,5km。歩行終了。外に出ました。


下関市に比べてここの出入り口は随分地味な感じの景色です。右手の道に進みます。街の中心部方向です。門司市の中心部には“門司港レトロ”地区があって、外国貿易で栄えた時代の建造物を大正レトロ調に整備した観光スポットで、国土交通省の都市景観100選を受賞している。と言う観光地なんです。9時55分。一目で分かる四角柱のビルがあります。“門司港レトロ展望室”です。高さが100m以上あると言います。


その周りに沢山のレンガ造りの威厳を感じさせる建物が点在しています。“旧大阪商船”“旧門司三井倶楽部”“旧門司税関”などなど・・。どれがどれだか覚えていられません。やたらにカメラに収めてきました。今日も青空が眩しいです。“出光美術館”前の広場から下関側を見ていると、港の入り口に掛かっていた橋が、跳ね上がって2つに割れていきます。“ブルーウイング門司”と言うはね橋なんですね。


1日6回、60°まで上がるんだそうです。巧まずして良い時間に遭遇しました。得した気分です。さあ、小倉を目指して、R199を行きます。かなりの車の往来ですが、自転車通行区分帯がしっかりしていて、走るのに不安はあまり感じません。快調なペダリングです。10時40分。“門司赤煉瓦プレース”旧サッポロビール九州工場の施設を保存してある建物だと言います。やはり大正レトロの1つなんでしょうか。


「この建物って何ですか?」「サッポロビールの製造工場跡って聞いてますけど・・」「今もビール会社なんですか?」「今は色んな事に使われていますよ」ベビーカーを押してきた若いおかあさんに尋ねました。「良く分からなくてすみません」「いえいえ。有り難うございました」きれいな女性でした。小さな幸福感を胸に更に進みます。北九州市って人口が100万人もいたんですね。


門司・小倉・戸畑・八幡・若松が対等合併で出来た大きな市なんですね。小倉区に入りました。11時20分。22,4km。小倉城です。期待していたより小さく感じますし、豪勢な印象はありません。歴史が苦手なボクですから、どれ位価値の高いお城なのか分からないのですが、“唐造り(南蛮造り)”のお城として珍しい物のようです。混み合った街中に存在している所為か、ゆったり感が今一かな?


さて小倉を後に、再びR199を西へ西へと・・。相変わらず自転車通行区分帯がしっかりしていて、走るのに何の支障もありません。平坦路をグングン行きます。市街地ですから落ち着いた田舎景色ではないので、脚を止めてカメラを向けたくなるような景色はありません。なので尚のこと目的地を目指すだけの走りになります。12時。28,7km。ぴったりの時間に、“若戸大橋”に着きました。


戸畑と若松の間の、洞海湾に掛かる橋で当時日本一の吊り橋だったそうです。やはり大きな鉄の橋脚が逞しいものです。でもこの辺り、静かです。時間的にもお昼時でもある所為でしょうか。2人の年輩の男性がベンチで話をしています。ボクの今回のサイクリングはここが最終目的地だったので、記念の写真をお願いしました。その上「ここらで食べる所はありませんか?」と聞いてみました。“戸畑ちゃんぽん”が名物だとか・・。


もう戸畑駅は直ぐそこで、ちゃんぽんを食べるなら「清龍だな」とおじさん。そこが又分かりにくい所で、駅の反対側なのです。先ず反対側に行くには、エレベーターに乗って地階まで行きます。そして下りたら移動して再びエレベーターで上がります。1階でよかったのですが2階で下りたので、階段を使って地上に降り立ちました。ヤレヤレ!それからおじさんに聞いたのですが、忘れてしまいました。


交番に入ります。3人ほど警察官がいましたが、皆顔を見合わせて「知らんな」そこへ年輩の警察官が「知ってるよ」と顔を出してくれました。大通りから狭い○○商店街に入ると、ありました。12時25分。30,3km。カウンターは空席がありません。入って直ぐのテーブルに座ります。4人掛けに1人で座るのは申し訳ない気持ちなんですが・・。早速、可愛いおねえさんが「お待ちどう様でした」と。


“戸畑ちゃんぽん”¥700。「頂きます」蒸し麺を使っているのが特徴だと言います。ここも細麺で噛み心地が良いです。野菜もたくさん入っています。あ~旨かった!繁盛店なんですね。味とおねえさんの可愛さが売りですね。飲食店には“看板娘”が必要不可欠なんでしょうか。13時30分。31,2km。“戸畑祇園大山笠”と言う夏祭りに出る大山傘(山車の一種)の実物が見れると言う事で、“ウエルとばた”へ。


駅に隣接している市の施設のようです。 博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに福岡県夏の三大祭りの一つとされ、 国の重要無形民俗文化財に指定されている。と言う祭りです。有りました。“大山傘”と“幟山笠”大山傘は高~い5段に飾られた提灯が、四角錐状に積み上げられて、大勢で担ぐように長い棒が着いています。街中を4機繰り出すそうで、10万人もの見物客が楽しむと言います。


幟山笠は幾つもののぼり旗を立てた美しい山車です。同じように大勢で担ぐように長い担ぎ棒がついています。そんな説明を、この施設の中にあるカフェのおかあさんが、愛想良く説明をしてくれました。九州の夏祭りのニュースを、遠くの出来事としてテレビで見ていましたが。かなり身近なお祭りとして見る事が出来そうです。
13時30分。31,2km。戸畑駅脇で自転車を輪行袋に収納します。


博多まで自転車で行くとすると、まだ60kmあります。R3の混雑を考えて今回はここで終わりにします。今日の走行距離は31,2km。2日間合わせても107,18kmでした。14時18分、戸畑発・快速 15時23分、博多着。JR九州鹿児島線です。ここでも“SUICA”が使えました。午後から空は雲が多くなってきています。ホテルは駅に近い所ですが、輪行袋の重さが肩に食い込みます。


リュックを背に、輪行車を肩に、手にはフロントバッグを提げて大変です。駅の階段が特に難所です。注意していても段差に自転車を当ててしまいます。人様にも「迷惑だ」と思われないように端っこをなるべく流れに乗りながら移動します。勝手の分からない大きな駅でどっちへ行けば良いのやら・・。駅員に聞きながらようやく所定の外に出られました。博多ってすごいんですね。大都会ですよ。甘く見ていました。


そしてやっとホテル前についた時にはホッとしました。肩の荷を下ろせる事と、人様にぶつける心配からの開放感です。15時30分。予定より少し早めのチェックインに成りました。早速、入浴。これが又何とも言えないほどツーリングの時の快感です。気持ちイイ~!ホテルの狭いのユニットバスなのに・・。疲れがほぐれて行きます。“中洲”と言う繁華街があります。ホテルから20分程度の距離だと言う事で、徒歩で行きましょう。


長袖レーサーウェアの上にジージャンと綿パンそしてSPDシューズのスタイルです。地図を頼りに来ましたが、中々“屋台”を見つける事が出来ません。17時にならないと屋台を持ち込んではいけない約束になっているのだそうで、那珂川のほとりにずらっと屋台が並んだのは17時を過ぎてからでした。辺りはもう夜のとばりです。そしてそれから準備です。ほんとに毎日一から開店準備を繰り返しているんですね。


大方19時頃からが盛況になるようです。でもボクは待ちきれません。早く帰りたいのです。やはり疲れて体を横にしたいです。18時前に開店した屋台がありました。「はい、もうやってますよ~!」「おにいさん、座って下さい!」提灯のような明かりを点けてカウンターに小さめの丸いイスが一杯並んでいます。黒い半袖のTシャツを着て、元気よく声掛けをしている男性2人組のお店に、引き込まれるように入りました。


先客がいます。若いカップルです。「お邪魔します」「あ~、こんにちは~!」女性が明るくて元気よく、ボクに声掛けをしてくれました。「とってもたのしい!あ~ジャージーだ」「知っていますか?自転車ですよ」「知っていますよ~。マンガで見ているもん」ボクの注文は“豚骨ラーメン”ではなくて“焼きラーメン”です。そして得意ではないのですが、旅の最後の晩ですから、ビールも1本頼みました。


カップルにも注いであげます。「有り難うございます」と男性も・・。那珂川にはブルーのイルミネーションで飾った、観光遊覧船がゆっくりと行き交っています。対岸のビル群の明かりが暗い夜空にきらめいていますし、その明かりは川面にも映って美しいです。何と言っても屋台の魅力は開放感ですね。アッという間にボク達が座っている屋台のイスは、満席になってしまいました。空いていた隣のイスには、中国人かと思われる2人です。


ボクは食べるものと飲むものを終やすと「ご馳走様でした」と立ちました。「あ~おじさんがんばってね~」と女性客。良いもんですね~。ほのぼのとしているのは、ビールの所為かな?来た道を間違えて2度ほど聞きながら、19時45分。ホテルに戻りました。小雨が当たっています。沢山歩いてしまいました。疲れた!明日は帰る日です・・。明日の準備をしてベッドイン!今日見た景色や、出会った人達の顔が浮かんできます。


そして意識が遠のいていきます。



〈8日(水)〉
博多の朝です。外は小雨が降っています。帰路の電車も時間が掛かりそうですが、それでもここまで来たのですから、午前中位は観光をしてみようと思います。“太宰府天満宮”へ行きます。距離にして20km位ですから、直通バスで順調なら40分有れば行ける距離ですが、福岡国際空港へ寄ったり高速道を通ったりしますから、時間通りには行かないようです。博多駅前のバスターミナルからバスが出ます。


初めてのバス利用ですから、ほんとにこの待ちレーンで間違いないのかの、不安があります。8時10分発太宰府行きは、今日一番早いバスです。直ぐ後ろに立った若い女性に「太宰府天満宮へ行くのはここで並んでいれば良いんでしょうか?」と尋ねます。「えゝ、そうだと思います。私も初めてなので不安なんですけど・・。」「そうですか。私も初九州なんです。それにしても博多って大都会ですね。こんなでないと思っていましたから、驚きました。」「私も同じに感じました。博多を甘く見ていました」


美しい顔で応えてくれます。すらりとした、でも落ち着きもある埼玉から来た美人です。30代前半かな?「お一人なんですか?」「ハイ、一人なんです。」・・・会話描写はそこまでにします。定時の8時10分。バスの旅人になりました。車窓からの見慣れない景色に目を奪われていると、8時55分。“大宰府バス停”到着です。バスを降りると、直ぐに“太宰府天満宮”の参道になっています。


一番早いバスで来たのに、もう参道一杯の観光客です。後で知ったのですが、ほとんど中国からの観光客で、「今朝2便入ったんですよ」と土産物屋さんのおかあさん。すごいものですね、外国人観光客は・・。ほとんど分からない言葉ばかりが飛び交っています。参拝客が少なければ、情緒ある静かな境内の雰囲気なんでしょうが、人人人で人だらけです。赤い太鼓橋を渡って本殿の正面に向かいます。


お賽銭を上げて、お参りをするにも中々スムースに行きません。神紋は梅紋で、菅原道真を祭神としていると言います。初詣には200万人もの人が来るそうです。それで“梅ヶ枝餅“のお店が沢山あるんですね。以前は餅屋さんが50店以上有ったそうですが、今は30軒程になったと言います。店先で焼いていますので、お店個々に多少の味の違いがあって、又魅力になっているようです。その他に“うその餅”と言うのもあります。


うそと言う鳥ですが、“神様のお使い”とここでは言われているようです。お土産に買いました。そこの女将さんは優しい人で、柔らかい口調で色々お話をしてくれます。たった1箱しか買わないのに、お茶を出してくれたりで恐縮です。“梅ヶ枝餅”はその女将さんが推薦してくれたお店で買う事にしました。梅ヶ枝餅のおかあさんも焼いている間、ここでもお茶を入れて下さって、世間話を聞かせてくれました。


1時間ほど参拝に時間を使いましたので、そろそろ博多に戻る事にします。直行バスが出るバス停には、既にバス待ちの人達が並んでいます。ボクも並びました。既に雨はすっかり上がっています。10時25分発です。博多駅には11時30分には楽勝で着くはずです。今10時20分に成りました。間もなくバスが来る筈です。処が、ハプニング発生です!そのバス会社の人でしょう。大声で私達の並んでいる列に向かって叫んでいます。


「博多行直行バスは運行中止ですよ~!」だって!「えッ!」「高速道を通るんですが、そこで事故が発生して大渋滞になっています。何時に着くか読めないので、中止に決めました。」だって。どうしよう。バス以外の手段を全然考えていません。午前中に着くのかな?が一番緊張の原因です。帰りの新幹線が決まっています。思案の末、観光案内所へ駆け込みました。バスの停留所であると同時にここは、“西鉄線”の始発駅でもあるのです。


案内所のおねえさんが親切に教えてくれますが、まるで土地勘がないので理解しにくいです。兎に角何とか行く

しか有りません。西鉄電車に乗り、最寄りの駅で乗り換えて、再び最寄り駅で降ります。その駅の外へ出たら地下鉄に乗り代えて、博多駅で降りて下さい。と言うものでした。電車に乗っても気を許せません。知らない駅名ばかりで最寄り駅を聞き逃してはならないのです。


何と言う事でしょう!こんなに慌てふためくなんて・・。悠々として未だ太宰府天満宮にいる人達も、さぞ慌てる事でしょうね。11時30分。約1時間で何とか博多駅前に着く事が出来ました。ホッ! ウワッ!朝ホテルから借りて持っていた傘を、案内所に忘れて来てしまいました。気がつくのが遅すぎます。ホテルに謝ります。お土産とリュックを送って頂くようにホテルにお願いしました。身支度をしておいとまをします。


とうとう遠い存在だった九州を歩きました。13時10分。山陽新幹線の発車です。さよなら。九州。又来る時があるのかな?満ち足りた気持ちで、電車の人になりました。




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2017-11-09

2017年11月6日(日)~8日(水)[晴れ][晴れ][曇り] 関門海峡の旅


〈5日(日)〉
21時35分。初めて降り立ったJR山陰線“阿川駅”前。数少ない人家からの明かりが、僅かにあるだけの静かすぎる駅前。お店などもちろん無い。乗って来た電車は、1つ手前の“特牛(こっとい)”駅手前でけたたましく警笛を鳴らして急停車した。後で分かった事だけど、鹿が線路内に入って走行を邪魔したのだそうだ。良くある事らしく、もう運転手さんは説明もしない。夜の阿川駅前に降り立つと、月と沢山の星が見える。


とうとうここまで来たぞ!自分で立てた計画だけど、随分遠くに来たものだ。それでもここも未だ“下関市”だと言う。きっと合併で大きな市になった為だろう。約束して置いた通り、タクシーがボクの前に停まった。今日の宿はここから未だ6km離れた所にあるという。運転手さんと会話を交わしながら、多少の情報を頂く。暗い山道をくねくねと曲がりながら、日本海側にある“西長戸リゾートホテル”に近づいて行く。


景色も分からない闇の中に、突然浮かび上がる瀟洒(しょうしゃ)な建物。「おゝ、ここか!」正にリゾートホテルだ。南国調の佇まいでハワイアンが聞こえて来そう。タクシーを降りるとホテルの係員が、出迎えてくれる。「今日のチェックインは、ボクが最後でしょう」「作用でございますね。いらっしゃいませ。お待ち致しておりました。」一番気がかりな自転車が届いているかを確認します。「はい、届いておりますよ。」


フロント前のジュータンの上で、愛車“黄色君”の組み立てです。スムースに出来上がって、さてお部屋に案内されます。ホテルの制服でしょうブラックのタイトスーツ姿のおねえさんが、長~~い廊下を歩いて和室に案内してくれます。部屋の明かりが点くと、ナント!部屋の突き当たりの壁一面、大きな大きなガラス窓です。下から天井まで、横幅も一杯ガラスなのです。窓の向こうは日本海。オーシャンビュー造りです。


明日の支度を整えて、“展望大浴場”へ。誰も居ない大きな展望風呂が独り占めです。露天風呂に出てみます。温泉の湯に浸かりながら、星を見上げられます。潮騒が静かに聞こえて来ます。向かいには“角島(つのしま)”の明かりがキラキラ輝いています。今回の旅の最大の目的地です。明日はあそこへ渡ろう。“角島大橋”の欄干が見えます。オレンジ色の明かりの線が、島へ続いています。明日も晴天のようです。


布団に入ると、もう24時30分でした。



〈6日(月)〉
6時。目覚めです。未だ夜が十分残っている空と、辺りの景色は、大きくカーテンを開いたままで寝床についた窓から、良く見えます。やはりボク達上越より西のここは、夜明けが遅いのかな。寝床でグズグズしていると、辺りの景色が急激に白みかけて来ます。今正に夜明けです。そして30分後、予報通り快晴の空になって来ました。部屋の壁一杯に映し出されるワイドスクリーンは、ガラス窓越しに見える日本海の絶景です。


濃い青い海、薄い空の青に、未だ雲が所々に掛かっています。向かいの“角島”から一艘の漁船が、波紋を広げながら右から左へ進んでいます。昨夜は見えなかった角島大橋は、途中弧を描いたアーチ状になっていました。直ぐ目の前の浜は白砂で、南洋植物とよく似合います。昨夜長~~い廊下を歩いてこの部屋に辿り着いたのは、どの部屋からもオーシャンビューになるように、造られているからなんですね。


レストランでの朝食は、やはり外の景色を見ながらです。そしてバイキングの内容がそのまま夕食でも構わないような充実した内容です。何から何まで「スバラシイ!」満足感一杯の心で、今年のプライベートツーリングのスタートです。8時50分。浜辺にあるホテルから上の道に上がるまで、最初のペダリングとしてはキツいです。角島大橋手前には“展望台”があります。


自転車でも上がれるように、緩やかなスロープ状の道が造られています。もしかしたら車椅子用なのかな?。小高い所から見下ろす角度は、又一味違うものですね。車メーカーのコマーシャルに使われていると言う、折り紙付きの景色です。来て良かった!晴れてて良かった!長さ1,8km海に掛かる橋です。未だ新しそうに見えますが、もう17年経つのだそうです。ウキウキ渡ります。

途中工事中箇所があって、対向車を待つ間停止していますと、交通整理のおじさんがボクに

近づいてきて「自転車かい。体に良い事してるなあ」「車も少ないし気持ち良いですよ」「いやあ、いつもこんなじゃないよ。車でぎっしりだよ」何故か今日に限って車の数が少ないのだそうで・・。橋の上で待っていると、かなりの風が吹いて来ました。欄干が金属製なので、笛のような音を奏でています。


“しまなみ海道”の時にも似たような音を聞きました。あの時はもっと強くて、「キユ~ン!キユ~ン」と龍が大空へ立ち上っていくかのごとく、大音響に恐ろしさを感じたものでした。9時07分。2,8km。角島上陸です。島の中央が頂になっている為に、あまり平坦な所は広くなく、上り坂を越えると今度は下って、向こう側の海岸線に下ります。9時20分。5,3km。“しおかぜコバルトブルービーチ”レストランが1軒。


海の色はほんとに「コバルトブルー」です。白い砂浜に薄いブルー、濃いブルーにグリーンの部分もあります。美しい!沖縄に負けていません。でも、デモ、残念!打ち寄せられたゴミが、砂浜を汚くしています。つい最近荒れた天候が、こんなゴミを運んで来たのかも知れませんが・・。更に行きます。島のほぼ先端にある灯台です。9時28分。7,1km。沖合いの白い船は何の船でしょうか。ロマンチックです。


この灯台辺りは人家はなく、レストランと白い灯台だけでした。上空に小さい飛行機が先ほどからやたらに低く飛んでいます。セスナ機と言うのでしょうか。練習中なのかな。来た道を帰ります。10時08分。14,0km。角島にお別れです。一路下関市中心部へ向かいます。R191は、ほぼ海岸線です。アップダウンが少ないだろうと言う事と、道を間違えにくいと言う事と、景色が良いはずだと言う理由でこの道を選びました。


片側一車線ですが、それほどの交通量もなく、とりあえず快調です。それと運転手さん達のマナーが良いのでしょう。クラクションを鳴らされた事がありません。ボクを避けて大きく追越していきます。10時30分。17,7km。覚えのある“特牛(こっとい)”です。この辺りは山陰線と191号線が離れていますから、駅近くではないのです。所々に小さな漁村があります。小さい港に何艘もの漁船が繋がれています。


そしてカモメが飛び交っています。「ミャー ミャー」10時38分。19,4km。“道の駅 豊北(ほうほく)”小休止します。疲れました。ずっと気になっているのは向かい風です。時々ある表示板の〔下関 36km〕は、救いです。“夫婦岩”が防波堤の直ぐ外にあります。きわどい所にあるんですね。11時45分。33,1km。湯玉駅通過です。国道の直ぐ左手に山陰線が平行して走っています。


赤に近いオレンジ色の車両が音立てて、通り過ぎていきました。カタンガタンの音が激しいのは、レールのつなぎ目が多い為で、良い線路になると一本のレールが長くなって、静かな走行になるのだと聞いた事がありました。でもこの音は旅心を誘ういかにもローカルな懐かしい音だと思うのですが・・。風はありますが、朝から日射しが降り注いで気持ちの良いお天気です。なのに!行く手の渋滞は・・『交通事故』です!


何台かのパトカーが止まって現場検証中です。暫く動けません。ようやく警察官の指示で片側ずつ走り出しました。事故は困りますね。周りの人にとってもですし、一番は当事者さん達ですけどね・・。時間的にも経済的にも肉体的にも精神的にも・・ですね。小串・川棚は賑やかな街並みです。色んなお店が建ち並んでいます。温泉があるんですね。12時30分。42,1km。お腹が空きました。どこに入ろうかな。


何軒かやり過ごした後、適当なお店を見つけました。何となく入るのが気乗りしない店と、何となくここにしようと思う店とは、どう選別しているんでしょうか。今の気分からは和食系で、何種類かのメニューから選べるお店がいいなと選んだようです。メニューの中で目についたのが“瓦そば定食”です。下関近辺のグルメに載っていました。それを注文しました。(屋根瓦の)瓦の上に日本そばが載っていてつけ麺で食べます。


瓦はこの料理用の小さいものです。15cm四角程です。熱く焼いてあって、ソバも焼きそば状態になっています。日本そばのイメージとはかけ離れた全く新しいソバの食べ方ですね。うまいです!気に入りました!食べやすいです!この店を選んで正解でした。お腹も心も満たされて、13時20分。下関市街地目指して、さあ行きます。標識の24kmに勇気づけられます。


看板娘のお嬢さんの「ありがとうございました~!」の声も嬉しいです。今日のコース上唯一の峠に差し掛かっています。“梅が峠”ですが、ほとんど通常の坂道の感じで、難なく通過できました。ホッとします。13時45分。52,1km。久しぶりにシーサイドに戻りました。処がどんどん市街地に向かうごとに、バイパスのように道幅は広いし、素晴らしい道路になっているのですが、車優先道路のようで・・


上ったり下ったりが激しいです。幾つも幾つもきれいな道を上ったり下ったりするのに飽きてきましたし、疲れてきました。道を歩いていた年配のおじさんに「下関駅に行きたいのですが、もっと平らな道はないんでしょうか?」「あゝそうですね。自転車だと辛いですね。でもこの道が一番平らなんですね。他の道はもっと激しい山坂ですよ。ご免なさいね。」と、自分の責任みたいに謝られて「いえ、ハイ分かりました。頑張ります」


14時53分。64,9km。街中に入りました。もう中心街です。“高杉晋作”ゆかりの“厳島神社”に立ち寄ります。結構高い階段の上の拝殿に参拝。さあ、直ぐに下関駅に到着しました。ここまでR191でしたが、ここからはR9に名称が変わります。繁華街です。今日の宿はこの近くです。見つかりました。“海峡夢タワー”と言う高~い塔が目印になります。下関のランドマークなんですね。その直ぐ側にありました。


15時10分。65,7km。未だ時間的にチェックインには早いので、観光マップを頂いて市内観光に出かけます。“関門橋”が一望できる“火の山公園”に上がります。急激な坂道をスーパーローギヤで上がりましたが、ホテルなどの建物の影になって撮影ポイントは今一ありませんでした。明日渡る九州の門司港が向こうによく見えます。そして自転車で渡るには、“関門トンネル”を歩いて行くのです。

その入り口がありました。明日の確認になりました。ホテルに戻る道順でゆっくりと自転車を進めますと

、海峡沿いは公園地帯も織り交ぜながら、観光施設が建ち並んでいます。大きな魚市場や遊園地。関係官庁や土産屋さん飲食店も。どこからでも、海峡を通る大小の船の往来を見る事が出来ます。本州と九州を結ぶ関門橋の雄大な橋も眺められます。下関市街地は大きくて活気一杯の街です。


人口23万人ほどと言う事ですが、みなぎって見えます。16時40分。76km。ホテルにチェックインします。愛車“黄色君”の置き場所は、切ない事に外階段の下で通りから見える所です。一言言わせてもらいました。「今サイクルスポーツは、愛好者が増えていますよ。100万円もする自転車に乗っている人も居るんです。私のは30万円ほどだけど、建物の中に入れて欲しいですよね。心配ですよ。」未だ未だ認識が浅いんですね。


若い4人のフロント係さん達は、まともな返事も無いまま「決まっていますので・・。」でした。かなりの不満を胸に部屋に入ります。ホテルの立地は素晴らしく、窓のカーテンを開けると目の前にイルミネーションのような明かりの点いた“海峡夢タワー”がそびえています。「お~!」思わず感嘆の声が出てしまいます。明日の支度を済ませて展望風呂に・・。関門海峡が見下ろせます。夜は夜で又々素晴らしい!です。


20時。外から見える所の自転車を気にしながら、ベッドインします。アップダウンが多くて疲れました。でも今日も最高気温21℃まであったとか・・。“日焼け止めクリーム”を持って来て正解でした。明日はいよいよ人生初めての“九州”上陸です。お休みなさい。




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2017-10-27

2017年10月26日(木) [晴れ][晴れ] やっと乗れます


お休みとお天気と家庭の事情とが旨くかみ合わないと、中々走る事が出来ないものですね。今日ようやくその日が来ました。思い切って時間を気にしないで、ボクの好きなあのコースを走りましょう。そうです、R405東頸城の山道コースです。今日は何故か“気乗り”しています。比較的楽な牧から安塚への左回りではなくて、安塚から牧へ向かう右回りを選びました。(大丈夫かなあ!)チラッと“切越し”の坂が頭をよぎります。


そんな不安を払拭してくれるほど、今日のお天気は朝から眩しい太陽の光がサンサンです。8時30分。家をスタートします。久しぶりのペダリングですから、時間が掛かっても急がない・慌てない・力の無駄遣いをしない。を、心に留めています。だから小さいトップチューブバッグの中に“おにぎり”2個を入れました。ライトブルーの空は高く、綿菓子の様な真っ白い雲が、2個3個と浮いています。(“積雲”と言う名前らしいですね。)


R253を東に向かっています。仕事の始まりでしょうか。トラックだとかボディに会社の名前が書かれた、バンタイプの車が沢山行き交っています。緊張感の中で7km程走りますと、やっと人家が切れて景色が見通せるようになりました。ホッとします。“保倉小学校”前です。電光板に16℃の表示です。それを確認した直後、今17℃に表示が変わりました。ほんとに暖かいです。


走り出しは少し寒さを感じて、ウインドブレーカーを着て走り出しましたが、今それを脱ぎます。背中が汗ばむほどです。スゴイ快晴です。2~3日前まで“大雨洪水警報”が出ていましたのに、今日はまるで反対の天気です。日焼け止めクリームを塗ってくれば良かったと後悔しています。田んぼの景色は刈り取られた稲の根元から、又新しい葉が伸びて、緑の草原状になっています。生命力を感じますね。


R253は片側に歩道があって、両側にはありません。几帳面に左側通行にこだわっていると、路側帯が狭くて車道の中を走らなければ成りません。初めてボクは、なるべく歩道(多分自転車もOKなんだろうと思いますので・・)を走る為に、左を走ったり右を走ったりして安全を取りました。それにしてもやっかいな事です。それでも反対側に移る時には、概ねボタン式の信号機が設置されていますので、この走り方を推奨しているのかも知れません。


9時35分。虫川南交差点に来ました。18,4km。ここから県道43号線に入ります。グッと車の量が少なくなります。気持ちが凄く楽になりました。その代わり、道は平らではなくなり、上り勾配になります。頑張らないでセンターギヤを使います。こうしてケイデンスを維持します。オッと、何回も通っているはずなのに、見ていなかった“お地蔵様”が左手側に並んでいます。5体もあります。大きくなくて可愛いお地蔵様です。


何故か良いものを見せて頂いたと言う、嬉しい発見でした。9時50分。20,6km。“雪だるま”を型取ったモニュメントが、道の端に置かれた所が休憩所のようで、木製のテーブルと長椅子が置かれています。丁度テーブルの真上には、棚が日陰を作っています。“藤棚”かと思われます。一寸休憩します。どこからか煙が流れてきます。後で分かったのですが“もみ焼き”でしょうか。三角錐状に盛り上げた真ん中に、煙突を立てて燃やしていました。


ボク達付近では公害の為に“やらないように”と言われているみたいですが、米所の新潟県では風情を感じますよね。青空に流れる薄い青白い煙の風景と匂いは、懐かしさが蘇ります。青空に繋がっている空気を一杯吸い込んで、さあ進みましょうか。和田から右折して小黒に入りますと、更に山里の雰囲気が強まります。少しずつ道の勾配が脚に伝わって来ます。今日のコースの最難関の切越が目前です。


10時18分。26,1km。反対回りでは坂を下りた所に位置する“専敬寺(せんきょうじ)”ですが、今日は反対回りで、いつも腰を下ろす石段を、道を隔てた所から見るようになります。30段ほどの石段の上に立派な本堂が見えます。この辺りではかなり高名な寺院だったのではないでしょうか。石段の前の広くなっている所には、いつも文章が書かれていて、これを読むのがボクの楽しみでもあるのです。


今日は、『わたしのせんせいは てつぼうを10かいさせます せんせいは1かいもやりません』と書いてありました。掲示板の上にはガラスの風鈴が9個下がっていて、時々小さい音色を立てています。お寺さんとお宮さんは、人が住んでいる所には必ず存在しているようですが、寺院は比較的平地にありますが、山里の神社は山の中腹にあって、斜面を階段で上がった高い所にあるのをよく見かけます。何か意味しているのでしょうか。


ここで“一口羊羹”を口に入れます。イザ、挑戦!センターギヤでは直ぐにローギヤを使い果たしてしまいます。伝家の宝刀インナーギヤの出番です。落ちるスピード。進まない自転車。でもいつかはたどり着くでしょう。時速6kmの世界です。キツい坂を少しずつ前進していますと、右手の視界が開けます。かなり上ったものです。下に見える景色が小さく見えます。もう一息です。


上り詰めました。R405は右にカーブしています。直進すると“朴の木(ほうのぎ)”です。ここまでが一番キツいのです。これをクリアしたのですから、グッと気持ちが楽になりました。又小休止です。脇の林の木陰に入ると、汗ばみ火照った体にひんやりした空気が、やはりこの時期らしく冷たく感じます。それと大嵐の名残でしょうか、茶色い杉っ葉が、敷き詰めたように舗装路に落ちています。


自転車で乗るとスリップしそうで緊張します。オッ!遙か向こうの山の更に向こうに、小さく雪を被った山が白く輝いて見えます。明らかに左の山は、妙高山ですし右の白い山は、火打ち山でしょう。こんな遠く安塚から妙高山が見えるんですね!今まで気がつかなかった。又新しい発見をした気持ちで、一人感動しました。さあ、行きましょう。ダウンヒルこそ気を引き締めて!でも快適ですねえ。アッという間に快適は終わります。


斜度はそれほどでもないのですが、延々と上り道が続く第2の試練が始まりました。川上笑学館の看板を横目で見ながら、ここはセンターギヤで頑張ります。道の脇に突き出した背の高い草花は“セイタカアワダチソウ”と“ススキ”です。競うように背比べをしながら、テリトリーを広げようとしているのでしょうか。張り合い競り合っています。バイクが大きな音を立てて走り去って行きました。


見えました。第2のピークが・・。右にカーブした所がボクの目指してきた“展望台”?です。東屋風の屋根の下にテーブルと言うか、長椅子というかが設置されていて、正に休憩所になっています。このコースの時にはいつもここで一息つきます。11時13分。32,8km。折角持って来たのですから、おにぎりを1個頂く事にします。ここなら誰に見られても不自然な事はありません。ボトルのお茶でおにぎりを食べる。旨いなあ!


ボクの見える所に小さめの黄色い蝶々が羽ばたいて飛んでいます。何を探しているのだろう、と見ていると、これ又小さい黄色い花を咲かせている、タンポポに止まりました。蝶々もタンポポもボクには時季外れに思えますが・・。(後で調べたら晩秋までモンキチョウならいると言う事です。)赤トンボが一匹舗装路の日だまりにいます。そう言えば群れていませんね。どこへ行っちゃったんでしょう。


今日のコースが約60kmだとすると、後27kmですね。そろそろ行くとしますか。もう上り道はありません。気持ちが凄く楽チンです。後は安全に楽しく下りを満喫すれば良いのです。どんどん加速されます。ブレーキを掛けないとカーブが曲がりきれなくなります。特に左カーブはセンターライン側に膨らんでしまいますから、要注意です。牧区の中心街がどうしてこう言う坂の途中に出来たんだろうと思いながら駆け下りました。


牧区を駆け下ると直ぐに三和区になるんですね。宮口古墳を右に見ながら、折角の下りの勢いを失わないようにペダリングをしながら、スピードを楽しみます。緑の葉が未だ沢山付けている木の間から、オレンジ色の“柿”が鈴なりに成っているのが秋らしく、美しいです。ここに居ました。赤とんぼ。沢山群れて飛び回っています。季節によって気温によって、移動するんですね。“日本の叙情歌”の世界です。


11時55分。三和工業団地の中です。ここまで46,2km。ここの紅葉は道の両側の並木です。桜でしょうね。明るい赤ではなくて、黒ずんだ赤い葉になるんですね。紅葉には違いはないのですが、あまりきれいとは言えません。団地を通り過ぎると、両側に何も建物のない農道が続きます。坦々と距離を稼ぐだけのペダリングです。50kmを過ぎますと海が近づいてきた所為でしょうか、向かい風が気になります。


少し脚が疲労を感じてきた頃、いよいよ上越セントラルスクエアにたどり着きます。謙信大橋を渡り、そして河川敷に下ります。一段と向かい風が苦になります。今ボクが走っている土手の上の道より更に下にも散歩道があります。そこは洪水警報が出た時に川になっていたからでしょうか、泥が未だ残っているように見えます。ひどく降ったんですね。とうとう頑張って、我が家に到着しました。12時43分。59,1kmでした。


その後以外と疲れが残りませんでした。良かった、良かった!減量にも成ったし・・!

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2017-10-04

2017年10月1日(日) [晴れ][曇り]    コシヒカリラン


晴れた日は朝から辺り一面、明るく華やいだ空気が満ちあふれています。今、新井大駐車場への車での移動中も、そんなウキウキした気分で向かっています。単純に晴れた日に走れる事が嬉しいのです。クラブランの中でもいつも人気の「コシヒカリラン」の日なんですが、各地で色んなサイクルイベントが催され、日にちがバッティングした為に、今年のコシヒカリランは、参加人数的に寂しいクラブランには成ったのですが・・。


IY会長、KH副会長、復活著しいONさんとボク。そして厨房役を引き受けてくれた女性会員のONさん。総勢5名のメンバーでのクラブランはいつもより3分の1以下の、少人数です。でもだれ1人「止めましょうか」と言う人は居ませんで、皆さんニコニコ顔での集合でした。日射しはありますが、今朝は南風が結構吹いています。一応の挨拶を済ませまして早速走り出します。誰よりもボクが一番時間が掛かるのですから、最初にスタートします。


皆さん未だ談笑しています。中々R18を横断できません。車の切れ間を待っている内に皆さんが来てしまいました。やっと横断して一路池ノ平へ向かいます。約23kmの上り道の始まりです。空は秋の空です。薄い雲(霞)が掛かっていますが、全体には青空と言っていいでしょう。生い茂る草はススキが今一番元気が良いようです。驚きは舗装路と縁石のほんの僅かな隙間から生え伸びたススキが、ボクの腕を擦るほど大きくなっています。


ボクとしてはそんなに悪くないペースで走ってきましたが、いつの間にか皆さんの姿は見えなくなってしまいました。10時10分。10km以上走った所でトイレタイムにします。冬の間のチェン脱着所でしょうか。広い駐車場です。角の方に機関車が展示されています。未だ未だ上り道は続きます。水分も補給してあめ玉も口に入れて、さて行きますか。黙々と一人旅は続きます。目的地の厨房から電話が入りました。ONさんです。


「センターの人も一緒に昼食を食べるのですか?」の確認電話でした。センターの人もみんなで頂きましょうね。でも参加人数が少ないから金銭的にキツいんですね。「いつもみたいなおかずはいらないよ」と皆さん最初から承知しています。ある参加者さんは、「塩むすびで十分ですよ!」「そうだね。コシヒカリを味わうんだから。それが原点だよね。」何にしても可笑しくて楽しいクラブランです。


10時42分。関山のコンビニ前で皆さんがボクを待っていてくれました。13,3km。「この近所の中学1年生の女の子が、最近レーサーを買ってくれたのだけど、もしかしたら合流するかも知れないって言っていたよ」とボク。「11時頃って言っていたけどね」「少し待ってみましょうか」「始めたばかりだし、知らないおじさんの中に来ないだろうね」「国道から右にそれてからが、又坂が大変だしね」「じゃあ行きますか」


少し、来る事を期待する気持ちがありましたが、これから先の道を考えると急ぐ気持ちも沸いてきます。間もなく“トマト”です。道端に大きなカボチャが幾つも並べて置いてあります。観賞用のようですね。オレンジ色の直径70~80cmのカボチャは車で通る人にも目に付く事でしょう。カボチャ主役、クラブ員背景で写真を一枚撮りました。11時です。休み休みののんびりクラブランにふさわしい暖かい日射しです。


南風がなければ・・。もう少し楽かも・・。イヨイヨ“豊橋”交差点に来ました。気を張っての国道ランから解放される脇道になるのですが、道の勾配はこれからが一番キツくなります。再び携帯電話が鳴ります。ONさんからのメールで、「豚汁出来ました」と。この情報は、みんなの力になったようです。「青少年センターへ行って、豚汁とコシヒカリの新米を頂きますか。」気持ちは元気なんですが、脚は一向に元気を出しません。


困ったものです。よちよちと上っていきます。所々で皆さんが、足を着いて待っていてくれるのですが、ボクがそこまで辿り着くと走り始めます。「貴方たちは休んでばかりいて良いですね!ボクはろくに休む時間もなく、走り続けているんですよ!」と憎まれ口を叩きながら笑いを誘います。やっと上りきりました。イモリ池には観光地らしくいつもかなりの人がいます。12時03分。センターに到着です。23,92km。


ナント!既に中学生の女の子WKさんは、お父さんの伴走車と先に来ていました。赤いTシャツ。黒いタイツと短パン姿は、未だ少女っぽさはありますが、スキー部で鍛えているその細身の引き締まった体は、将来を暗示しているかに見えます。総勢9名の昼食会です。ONさんとセンターのおじさんとで作ってくれた、新米のコシヒカリのご飯と、温(あ)ったかい豚汁が食卓に並びました。


分かっていた事ですが、お膳の上が見事に?寂しい状態です。唯一たくあんのお皿が一つぽつんと置かれているのがかえってテーブルの広さを強調させています。「いやあ、コシヒカリおいしいですねえ!」ほんとに今年のお米はいつも以上に素晴らしい味です。炊き上がりも正に絶妙です。豚汁も皆さん口をそろえて「良い味です!」そのはずです。手伝ってくれたおじさんは、長年寮の食事を担当していたその道何十年の本職さんですから。


豚汁とご飯だけで十分満足です。時々たくあんを一切れご飯に載せれば、又「旨い!」何の不足もありません。でもセンターのおじさんは“ウド味噌”を二皿提供してくれました。温かいご飯にウド味噌を載せます。ご飯何杯でも食べられそうです。「コシヒカリのうまさがよく分かるし、ほんとは余計な物はなくても良いんだね。」「シンプルで良い昼食ですよ」嘘や負け惜しみではありません。心からそう思いました。


中学生のWKさんは、お替わりもして、大きな鍋に残った豚汁の、最後の具がなくなった汁だけの豚汁を、全部終やしてくれました。「ここまでの道はずっと上りの坂道だったでしょう。上って来られた?」「ふつう」「足を着いたりしなかったの?」「何でもなかったです」(ボク達と一緒でなくて良かった!)「スキーに飽きたら自転車に変更しましょうね」(笑)13時になりました。ボク達は温泉に入ります。WKさん親娘は帰ります。


下り道の注意を聞いてもらって「又機会があったらお誘いしますね」「さようなら。」「有り難うございました。」爽やかです。一寸冷えてきた体に、ここのお風呂は最高です。落ち着きます。明る過ぎず大き過ぎず熱すぎなくて、そしてお湯に浸かっていると、丁度目の高さが外の地面と同じ位の高さに造られているんです。露天風呂に入っている感覚に似ているのでしょうか。窓の外を歩いている虫さえも見える造りです。


後片付けまで一人でやってくれたONさんも、入浴を終わったのは14時でした。誰も入っていない女性の風呂を一寸覗いてみましたら、以前と違って男性のお風呂場と同じような造りになっていました。良かった良かった!源泉と聞いただけでも嬉しい気持ちになります。さあ、帰りにしましょう。お定まりの玄関前での記念写真を撮ります。人数が少ないので偉そうなポーズで決めましょうか。


「ハイ、チーズ!」走らなかったONさんも同じポーズで決めました。イイね!ウインドブレーカーを着ないと寒い位です。14時15分。「お世話になりました~!」「又お待ちしていま~す!」あんなに時間を掛けて上がって来たのに、その景色を鑑賞する時間もない位のスピードで、景色が後ろに飛び去っていきます。人や車や舗装路面の状況など道路上の障害物のみに神経が集中しています。国道までアッという間に戻ってきました。


さすが国道は、朝来た時よりも遙かに多くの車が行き交っています。ゆっくりスピードの上りでは、あまり気にならなかった路面の痛み具合が、下り道では凄く気になります。最適な走行コースを選ぼうとする判断が、スピードが増すごとに瞬時を要求されるからです。一瞬一瞬変化する状況に対応する為に神経が集中します。路側帯部分はきれいな舗装路面には成っていなくて、かなり荒れた凸凹状態になっている所が沢山ありました。


その衝撃がレーサーにも体にも速度が増すほど強くなりますので、大きな衝撃が予想される所や、それが連続する所、あるいはススキの穂が体を強く打ちそうな所では、車道に走行コースを取ってしまいます。あまり出過ぎますと車の人が驚くでしょうし、あまり遠慮ばかりしているとダウンヒルの快適さを味わえないし・・。とは言え、やはり基本下り道ですから、帰路は早いです。上り2時間半なのに、下り道は55分。


スタート地点の駐車場へ着きました。15時10分です。往復47,7km。厨房担当のONさんの車も、帰路は伴走車となって、所々で停車しながらフォローしてくれました。心強いものですね。緊張感が解けると暖かい空気を感じます。標高が下がるほどに気温が上がっていたのですね。全員笑顔でのゴールでした。残ったご飯のおむすびを、分けあって改めて「旨いコシヒカリだったよな~!」と語り合いました。


参加者皆さんに感謝する気持ちで、今年のコシヒカリランは終わりました。

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2017-09-22

2017年9月21日  [曇り][晴れ][晴れ]   少し走って来ましょう


すごい雨の降り方で目覚めた今朝でした。しかし今8時40分。自宅から自転車で走りに出られるほど、空は青さを広げて来ています。まだ道のそこここに水溜まりがありますが、乾いている方が多くなっています。海岸通りに出ます。お~、かなりの風です。低音でお腹に響くような海鳴りも聞こえて来ます。迫力があります。風は向かい風です。どうせ走り始めは、軽いギヤで走り始めるのですから、気になる事ではありませんが・・。


今日も相棒は、この冬に作ったレーサーの“黄色くん”です。レーサーと言ってもレースをする為のレーサではなくて、まるっきりツーリング用の、ボクの脚に合わせたオリジナルサイクルでして、脚力のないボクでも峠を越えられるように、軽くて超ワイドギヤ使用のスポーツサイクルです。ボクが自転車やで良かった!と思う唯一の時です。段々と雲間の青空が広がって行く中で、未だどす黒い海の色を見ながら谷浜まで来ました。


どこへ行くのかって?クラブ員からの情報で“名立谷浜サービスエリア”で「コーヒーを飲んで来た」とか「冷たいジュースを買いましたよ」と聞かされていたので、今日はそれを確認しようとのランです。9時05分。6,8km。R8に横断地下道があります。一度この地下道を利用してみようかなと、自転車から降りて引きながら階段を下ります。小刻みな階段は何段あるのでしょうか。国道の下を横断して再び階段を上がります。


そんなに苦労でもないのですが、時間と面倒くささを感じます。困ったものですね。出た所から歩道を走る事になります。しかし、歩道は草が生い茂って走る道が狭くなっています。そして次第に歩道そのものの幅が狭くなって、とうとう車道に下りる事になりました。日本の道路行政の行き届かない部分なんですかね。久比岐サイクリング道には幾つかのトンネルがありますが、そのトンネルの入り口出口付近は、要注意ですね。


落ち葉が今朝の雨で道路に張り付いていますから、その上を走るのはスリップしそうで緊張します。自転車を傾けないで、真っ直ぐ立てた状態で走りました。ライトとリフレクターの点灯を確認して、トンネル内に入ります。トンネル内は電気も付いているのですが、自分の走る先を照らす前照灯は、あると安心感がありますね。サイクリングロードに入ると、風の影響をあまり感じません。無風になったかと思うくらいです。


9時20分。有間川。10,4km。快晴になりました。背中が暑いです。2つのトンネルを過ぎると“不動滝”です。今朝の雨の所為でしょうか、大量の水が音立てて流れ落ちています。そしてスノーシェッドを過ぎますと、名立に着きます。高速への入り口を左折して上り道を走ります。9時44分。15,6km。前回一度この道を走っていますから、とんでもない間違いもなしに進みます。


見るとかなりの斜度に見えますが、急がなければ上れないほどの勾配でもありません。サイクリングロードを走っている時とは逆方向になって、追い風にもなっています。上るほどに草木の間から日本海が見下ろせます。10時丁度。17,9km。高速道路“名立谷浜インターチェンジ”入り口に着きました。ほんとにサービスエリアに入れてくれるのでしょうか?料金所の脇に事務所があります。


入りますと40才位の男性職員が出て来ました。「自転車でここまで来たのですが、サービスエリアで飲み物を買いに行っても宜しいでしょうか?」「自転車をその辺に置いて、徒歩でここの道を行って下さい」と言ってくれました。ヘ~、歩いて高速道路のサービスエリアに入れるんだ!何となく軽い感動を覚えながら、事務所前を通り抜けて広場を横切り、土手の上に続く階段を上がります。


土手の上は紛れもなく高速道路のテリトリー内です。サービスエリアの売店が直ぐそこにあります。かなりの人がドライブ疲れを癒やす為に、歩いたり背伸びをしたりドリンクを口にしたりしています。ここからも海が凄くよく見えます。こんな処まで考えて作られているんですね。ボクの格好はドライブとは似つかない姿ですが、思い切って売店に入りました。車に乗っている時も、ここには立ち寄らないものですから、売店に何があるのか興味津々です。


他と比べてもそれほど大きな売店ではないので、品数も少なめです。そんな中で“笹団子パン”を見つけました。上越市内のパン屋さんのオリジナル製品で、以前お店まで買いに行った事がある位、ボクのお気に入りです。腰のバッグに入れて、来た道を戻ります。今日のこの経験は、何かとっても貴重な発見をした気分で、心がウキウキしています。事務所に顔を出して「ありがとうございました」と挨拶しますと、先ほどの職員さんとは違う年配の方で一寸驚いた顔で「えっ、いやお気を付けて!」


10時35分。帰路にします。日射しサンサン。良い気持ち!前回来た時と同じように“吉浦”に向かいます。右手奥に高速。左手眼下に日本海。その中の道を走ります。静かな高台のこの道は、林があったり田んぼがあったりで、滅多に車も来ないのどかな雰囲気で、快適です。蝉の鳴き声が聞こえます。アブラゼミに混じってニイニイゼミも鳴いています。反対の草むらからは、キリギリスの鳴き声が聞こえます。未だここには夏が残っていました。


今度は間違わないようにこの辺りの地図を持って来ました。それを見ながらでも吉浦から鍋ヶ浦への道が分からなくて、仕事中のおじさんに尋ねる事になってしまいました。気の良さそうなおじさんは、大きな声で愛想良く「ああ、この道でいいんですでね。この道を上り詰めて左に下ると、国道へ出ちゃうから、右手に行きなると部落に入るからね」「有り難うございました。」


それにしてもなんとまあ急勾配の坂道なんだ!ここでインナーギヤを使うとは思わなかったよ。ようやく勾配が緩くなった所で、集落が続き鍋ヶ浦に入ったようです。若い時に仕事で来た事があったはずでしたが、全く面影もなく浦島太郎状態です。集落の終わりまで来ますと、その先は鎖が張られていて先に進めません。道に何か事情があるのでしょうか。引き返します。人の気配もない集落をゆっくり戻ります。


〔海抜77m〕と表示された看板が立っています。そして、恐ろしいほどの急斜面をフルブレーキングで下ります。程なく国道8号線が見える頃、久比岐サイクリング道との交差点に差し掛かります。10時40分。22,5km。さあ、追い風の中を家路に向かいます。快調です。ボクとしては滅多にない、時速30kmで走っています。有間川を過ぎた辺りで一人のレーサーとすれ違いました。挨拶をしない人でした。(初心者かな・・)


郷津海水浴場の荒い波の中に、サーファーが波間に見えたり隠れたりしています。大きなクレーンが2機見えてきました。水族館の建築工事なんですね。作業員さん達が何人も見えます。追い風って楽ですねえ!11時15分。34,2km。明るい日差しの中を帰宅致しました。走った距離よりも心に残るサイクリングだった気がします。笹団子パンを食べようかな。


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2017-09-03

2017年8月27日(日)  [晴れ][晴れ]    第3回初心者サイクリング


6月の“第2回初心者サイクリング”が雨で流れてしまったので、今回はどうなるのかと、お天気予報に一喜一憂していましたが、見事に「薄曇り一時晴」となって、快適なサイクリングが出来ました。最高気温が27℃と暑すぎもしないし雨もないし、の素晴らしい一日でした。今日のタイトルは“ディスカバーマイタウン”として、遠くの目的地を往復するというコースでは無くて、あまり普段通る事の無いような道を、探検気分で自転車で走ろうという企画です。


強いて目標地点を上げるなら、昼食を頂こうと決めている“米山水源CCホテル”と言う事になるのでしょうか。自転車ガールのTMさんとTKさん。そしてもうベテランの域のNSさんとOMさん。本日唯一初心者のIMさんの女性が5名と、ボクとMKさんの主催者の2人の他、既に経験のあるOSさんとHJさんの4名。9名のサイクリングになりました。女性が5名になりますとさすがに華やかになります。


地味な男性と目に付く女性の隊列が、久比岐野北部の自然の中を連なって走ります。9時17分。先ずは関川右岸の河川敷プロムナードを行きます。悠然と静かに流れる関川の流れ。その流れの脇の河川敷では、生い茂る草木の中で鳥がさえずり、キリギリスが鳴き、コスモスが咲き始めています。舟見公園で立っていた時には、暑さをジンジン感じていましたが、こうして土手の道を自転車で走っていると、体を触って行く風の気持ち良さしか感じません。


謙信大橋を左折します。ゆったりとした気持ちが一転して緊張します。車が右から左から走り去ります。ここは歩道が広く、自転車も通行出来ます。ようやく上越一番の交差点を通り過ぎると、グッと閑静な雰囲気になります。田園風景の中に道が続いています。今日は日曜日ですね。いつも走る木曜日と違って、車の数がやはり違い多いです。それでも農道は気がうんと楽です。“くるみ家族園”には10時4分に着きました。


一息入れてからR253との交差点に向かいます。国道優先の信号機は脇道側は中々青になりません。そこで自転車から降りて歩きますと、歩行者となって横断歩道を渡る事が出来ます。さあ、行きましょう。やがて頸城区に入ります。単調な道になった所で、TKさんに先頭を走る事をお願いしました。ボクが初めての参加者の走りを見たかったからです。肩を張って肘が突っ張って、硬い体つきで走っています。


「肩が凝ります!腕も痛いです!お尻も・・」サドルの問題もありますが、姿勢の問題が大きいと思います。それぞれのお悩みを聞きながら、修正して頂けると良いのですが・・。10時35分“坂口謹一郎記念館”です。田園の中にひっそりと佇む田舎の豪邸です。築何年かの歴史を感じさせる建物で、どっしりとした和風建築は、大地にしっかりと腰を据えて、安心感さえ感じます。入り口に立て看板があります。


「抹茶セット¥300」中庭を見ながらのお茶の時間。ナンテ!おしゃれなんでしょう!皆さんの意見を聞くまでもなく、どなたも「イヤだ」と言う人は居ませんでした。職員のおじさんに「抹茶セットをお願いできませんか?」「あ~すみません。今日はこれからお昼に60人ほどの団体さんがお見えになるので、今準備中で今日は出来ないんですわ」と申し訳なさそうに謝ります。駄目だと分かると尚残念に思います。


グズグズしている私達を見たおじさんは、「それじゃ“冷たい甘酒”でも飲んでいって下さい」との提案。もちろん頂く事にしました。¥100です。建物の中に入ると直ぐ右側のお休み所に9人が座って、出して頂いた“冷たい甘酒”を口にしました。火照った体に冷たい甘酒は「旨いです!」おじさんは「甘酒というのはね、俳句の中で夏の季語なんですよ」夏飲むのが本来なんですって。


「今、発酵食品がもてはやされていましてね、テレビで取材されてから又、一層問い合わせや来館者が増えたんですわ。」おじさんは、それから「坂口博士や川上善兵衛さん達のご苦労があって、今がある」というお話を、聞かせて下さいました。いやあ、良かったですよ。甘酒もお話も。では先へ参りましょうか。お~、もう稲刈りをしています!森本の田では早くもコンバインの軽快な収穫の音が響いてきました。そう言うシーズンになったんですねえ。


蝉の鳴き声とコラボレーションです。夏と秋のミックスシーズンなんですね。次の快適は“大池”の水辺です。緑も水も目や心に優しそうです。そして本日一番の“坂道”は、これからです。少し覚悟をして頂いて坂道に挑戦します。とんでもない峠道ではないのですが、簡単に見えて簡単でもない坂道です。汗かき息を切らせてフラつきながら一踏み一踏み上がっていきます。やっと坂の頂上です。集結します。


ボクも近頃直ぐに息切れするのですが、ギヤを使って誤魔化しながら、何とかこなしています。やはり何でも慣れが必要なようで、他の女性達は割合平然と上がって来ました。IMさん、懲りないで再チャレンジしましょうね。必ず楽になりますから・・。それよりこれからのダウンヒルの方が大切です。上りで事故は滅多にありませんが、下りこそ慎重なハンドリングとブレーキングが必要ですからね。


下り道の走り方の基本をお話しします。合点して頂いた所で、さあ今度は楽しい?下り道です。“玄蔵”の集落がアッという間に後ろの景色になっていきます。ここの稲穂も随分穂先が垂れ下がってきています。もう稲刈りが直ぐに始まるのですね。快適なダウンヒルが終わると、平坦路が続きます。原ノ町には11時50分。29,3kmに、着きました。


先ほど上り坂で少し疲れちゃった人が居ます。原ノ町にある公園で、トイレ休憩を入れます。頑張る必要はないんです。疲れたら休みながら又走ります。「走れそうですか?」「もう少し走ってみます。駄目でしたら車に乗りますし・・。」少し休んだだけでもう力が蘇ったようで、その後の小さい上り道も難なくこなして、元気が回復したようです。


12時を過ぎましたが、今日の昼食を予定しているホテルのレストランが混んでいて「出来ましたら13時過ぎまでお待ち頂きたい」と言う事で・・。では、“吉川区道の駅”で、“パンク対策・チューブ交換の実演”を行う事にします。今回参加されている男性の中で、既に数回目の参加になるOSさんに、チューブ交換のお手本を見せて頂く事にします。後輪取り外しが先ず第1のハードルになるようで、少し手をお貸ししました。


次いでタイヤの耳を片側外す作業です。外す時のタイヤレバーの挿す位置も大切です。そしてチューブを取り出して、パンクの原因を調べた後、新しいチューブを交換します。チューブを噛まないようにタイヤの耳を、リムに嵌めていきます。少し空気を入れて作業をした方が、チューブを噛ませてしまう怖れは、少なくなるでしょう。入れ終わったらもう少し空気を入れてから、ホイールを回転させます。


きれいに入っているかを確認できるはずです。そして十分に空気を入れたら、最後に再びホイールをフレームに装着すれば完成となります。OSさんのお手本作業が終わった後「私にもやらせて下さい」と女性のOMさんが、チャレンジします。日陰でやらないとかなり暑くなって来ましたが、皆さん「暑い」とも言わないで、舗装された広場にお尻を突いて円陣を作り、熱心に見入っています。12時55分。終了します。


「さあ、それではお昼に行きましょうか」パンク修理講座を終わりにして、“米山水源CCホテル”へ向かう事にします。もう一度小さな上り道を行きますと、“ダチョウ”を見る事が出来ました。柵で囲われたかなり広い牧場の中に、たった1羽ダチョウが草を啄んでいます。みんな思い思いの角度でシャッターを切っています。「可愛い顔!」「あんまりみたことない~!」とか「なんか、羽の付け根の所、リアルだわねえ!」「人に食べられちゃうのかしら!」


色々な感想が聞こえます。さあもう少し行きます。人家のない林のような、どちらかと言うと荒れ地のような中の小道を行きます。突然パッと開けた視界には、緑の芝で覆われたゴルフ場が目に飛び込んできます。「きれいだ~!」決して平地ではない凹凸のある丘ですが、見事に刈り込まれた芝のグリーンがとても美しいです。ゴルフ場を回り込むように道が続いています。


くねくねと方角が分からなくなってしまうほど曲がりくねった道を進みますと、ホテルに通じているトンネルの入り口に出ます。ここを潜り抜けますと到着・そして昼食です。13時20分。MKさんが、予め連絡を入れてくれたお陰で、タイトスーツの制服を着た女性スタッフが、出迎えてくれるように出て来ました。日陰に置きたいスポーツサイクルなのに「車の駐車場の一角において下さい」だって。


日差しがガンガン当たる所になんて置きたくないですよ。その辺りが未だ一般的には分かって頂けない、自転車の世界の事なんですね。何人かの参加者さんの説明で「ではこちらに置いて下さい」と、やっと壁に立て掛ける事を納得して頂けたようです。ゴルフのスタイルとは違ったサイクリング姿のボク達は、かなり違和感を感じながら、広いレストランの中央の、窓側のテーブルに9人で着席しました。何故かモジモジしそうです。


イタリアン中心のランチメニューの中で、ないものもあったりで結局係の人のお勧めと言う事になりました。内容が分からないままの注文ですから、出来上がってくるまで味の想像も出来ません。ボクとHJさんは“イタリアンお任せランチ”でスパゲッティのクリーム和え他で、納得の内容でしたが、他の人達(特に女性)の注文の内容は、結構“辛口のラーメン”だったようで、ドンブリ状の器の中は赤い汁で覆われていました。


「からい!」「こんなだとは思わなかった!」でもどなたの顔も笑顔で、何でも笑いになるんですね。食事は楽しい時間です。語らっている間に14時15分に・・。グリーンを背景に今日はここで集合写真です。後は帰路になるだけです。最初辛かったIMさんも、すっかり元気を取り戻して、車に乗るとは言わなくなりました。“水と森公園”は直ぐ近くです。でもそこへ行くまでに、丁度良い未舗装路があります。


僅か200m程の距離ですが、“ダート走行”の練習をする事にしましょう。注意点を聞いて頂き、早速スタートします。以前に降った雨の残りでしょうか、所々に避けたい湿った凹みの道があります。草木に覆われた薄暗い未舗装路も程なく抜けます。「わ~タイヤがよごれちゃった~!」「私も落ちちゃったわ!」「ハンドルが取られそうで走りにくいわね」でも全員が自転車から降りないで、パンクなどのトラブルもなしに、走り抜ける事が出来ました。


“ディスカバーマイタウン”ですから、一寸だけ“水と森公園”を覗きます。子供達が大勢見えます。夏休み最後の日曜日なんですね。国道8号線を横断して更に海岸道路へ移ります。魚釣りをしている人達が何人もいます。海は海で広がりがある景色で、清々しますね。海岸通りは道幅が狭い所が多いし、砂が吹き寄せられている所もあって、注意をしなければならない箇所がありますが、車の数も少ないし視界が開けていて、のびのびした気分でサイクリングが出来ます。鼻歌が出そうです。


この海岸道路が終わる所までは、5km位あるようで、案外走りでがあります。そして直江津港の港内道路に繋がっています。ここも車の少ない平坦路で、道幅も広く凄く走り易いリラックスロードです。皆さん元気が良さそうなので休憩なしで進みます。港から出ますと街中の一般道路を走りますので、少し緊張が戻ります。わずか2,5km位ですけど、スタート地点の舟見公園が見えてきますと、ホッと致します。


15時25分。ゴールです。今日の走行距離は50,86km。暑過ぎもなく寒いわけでもなく、でも夏から秋へ少しずつシーズンが変化している景色が見て取れた、久比岐平野でした。お一人ずつの感想も「季節の移り変わりを感じました」と異口同音に述べられていました。「蝉が鳴いている木の隣に栗のみが落ちていた」「風が真夏の風ではなかったように思います」とか。日本人で良かったですね!次回は最終回10月29日です。



〈自転車ガール 高橋 菜々さんの感想です〉


こんにちは!自転車ガールの髙橋です。今回の初心者サイクリングの参加者は9人、心配していたお天気も快晴で、絶好の自転車日和!船見公園をスタートしてすぐ走った関川の堤防は、去年個人的に自転車の練習のためよく使った道でとても懐かしい気持ちになりました。


道中、セミが鳴いていて、まだまだ夏だな〜と思ったり、反対にもう稲刈りをしている田んぼもあり秋がすぐ近くまでやってきていることを感じたり、季節の変化を体感するとこができました。途中に立ち寄った坂口記念館では、おいしい甘酒をいただきながら、発酵工業発展の礎を築いた坂口謹一郎、日本のワインぶどうの父・川上善兵衛のお話を聞かせていただき、上越や上越のお酒に、より愛着を持つことができました。


またお昼は米山カントリークラブでいただき、はじめてのゴルフ場を楽しみました。

サイクリング自体は、途中短い登りがいくつかあったのはちょっと大変でしたが、参加者のみなさんでのんびり楽しむことができたと思います。


次回は10月、長野まで遠征です!これまでにない楽しい旅になること間違いなしですので、たくさんの参加者の皆さまとサイクリングできるのを期待しています!



〈自転車ガール 綱嶋 香澄さんの感想です〉


6月の初心者サイクリングは天候が悪く中止になりましたが、8月はとても天気に恵まれました。快晴でしたがそよ風が吹いていてとても走りやすい天気でした。さらに今回はアップダウンが少なく走りやすい快適サイクリングでした。


走っているとセミが鳴いていたり海辺からバーベキューの香りが漂ったりと夏の終わりを感じつつも、稲刈りをしている田んぼを見かけたり毬栗が落ちていたりと秋の始まりを感じられるような景色を楽しみながらサイクリングできました。


途中坂口謹一郎記念館に立ち寄って冷たい甘酒を頂きました。飲みやすくてとても美味しかったです。途中、休憩も挟みながら、お昼までなかなか遠い道のりでした…。お腹ぺこぺこの中、13:30に米山カントリークラブのホテルのレストランに到着です。やっとご飯にありつけた。


本日のランチを選んで、何が食べられるのかワクワクして待っていたら、運ばれてきたものは、なんと!!辛いラーメンでした(笑)女性陣、汗を流しながら食べました。今回は初めて砂利道を走りました。タイヤが細いぶん、バランスが取りにくく手に汗握る瞬間でした。また、初めて先頭を走らさせて頂く時間がありましたが、後ろから追われてる感じがあって1人でビュンビュン飛ばしてしまいました。すいません。


やっぱり、みんなで走る自転車は楽しいですね!次回は県外開催なのでとても楽しみです。


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2017-08-24

2017年8月20日(日)21日(月) [曇り][曇り]  『AIOLOS一泊ツーリング』


〈8月20日(日)〉
今年の夏は天候が不順で、特に関東地方では、8月に入ってから雨の降らない日はないというくらい、夏らしくない毎日だと言います。集中豪雨が多くて、狭い地区に大量の降雨になって、被害が出ると言うニュースがよく流れます。そんな一抹の不安を抱えながらの今回の計画は、群馬県の“渡良瀬渓谷鉄道”と“桐生探訪”ツーリングです。ここも当然関東地区になります。大丈夫かな?


前日まで天気予報を見ながら、持って行く荷物のやりくりは、結構面倒な事でした。出発の朝も色々ありましたが、それは置いといて、とにかく群馬へ向かって、WT副会長運転のワゴン車は一路群馬県の“大間々”へ向かいます。高速を走ること240km。見事に10時一寸前に到着でした。ここから今日の参加者4名それぞれの自転車を輪行袋に収納して、渡良瀬渓谷鉄道の“トロッコ列車”に乗り込みます。


今日の参加者はWT副会長とボクの男性2名と、HYさんとYMさんの女性2名です。複数の女性が一泊ツーリングに参加されるのは、久しぶりな気がします。お二人とも今のボクよりもちろん力がありますし、走りに何の心配もいらないベテランです。お二人はお友達ですから、普段の何気ない会話も遠慮無い言葉が飛び交って、聞いて居ても軽妙で楽しくなります。


トロッコ列車という名の通り、4両編成の2号車3号車が、屋根はありますがサイドの窓や壁がなく、危険防止の為の、ステンレス製パイプの手すり(柵)があるだけの、吹きさらし状態の車両です。今日は夏休み期間中の日曜日ですから、さぞ混み合っているかと思っていましたが、1両目の車両も4両目の車両も、ほとんどお客さんの姿はなくて、2両目3両目の吹きさらし車両に集中して何人かのお客さんがいます。


切符には座席が指定されていますが、ほぼ空いている席には自由に移動できますので、景色によって右に行ったり左に行ったりして、撮影ポイントを選べます。渓谷や渓流の美しさは見事です。風の感触も自然や車両の音も景色の色も、全て体全体で体感できます。列車がカーブするときの“キュー、キュー”と言う甲高い擦れ音をダイレクトに耳に入れると、隣にいる人の声も聞こえません。


それでもどなたも、1号車や4号車に移動する人は居ません。全国どこにもある“第3セクターの鉄道”ですが、こちらもかなり工夫と努力で、“渡良瀬渓谷鉄道”の特徴付けをしています。その一つに、ここだけのお弁当があります。ボク達は“やまと豚弁当”を予約してありました。豚肉が上手に味付けされて、ご飯にのっかっています。お弁当のおいしさはもちろんですが、包装紙の裏に沿線の観光案内が印刷されて居るのです。


親切だしこれから行く先の特徴などを知ることになって、より一層旅の興味が沸いてきます。お弁当にはお茶がセットされていました。ペットボトルの材料ですが、昔懐かしい急須の形をしたお茶です。更に更に、今は懐かしき“手ぬぐい”のおまけまで付いています。この手ぬぐいにも渓谷伝いの観光案内がプリントされて居て、家に帰ってからも思い出に浸ることが出来ます。


時折車内販売員が回ってきます。最初は手籠で小さい物を販売していましたが、通常良く見るキャスターの付いたワゴンも回ってきます。「頑張っているなあ!」の思いより「情緒ある旅を演出してくれているねえ!」の感じです。停車駅にも特徴があって、駅員さんが昔の駅弁売りのように、ホームから物を販売しています。窓がないので「お客さん、買って下さいよ!」と直ぐ側で言われる事になるわけで、一寸苦笑してしまいます。


売っている物は“トマト”であったり、“冷えたキュウリ”だったりですが、HYさんの気持ちを掴んだのは、“カレーパン”でした。ここだけの味はどんなだったんでしょう。又、“温泉のある駅”もありましたし、長~いトンネルに入りますと、天井にセットされていたイルミネーションが一斉に点灯する仕掛けもありました。そして車掌のおかあさんは、切符の確認をしたり、時には販売員になったり、又時には景色を紹介するガイドさんだったりします。


列車のスピードも、絶景ポイントになると超徐行運転もしてくれます。“神戸(ごうど)”とか“沢入(そうり)”等読めない駅を過ぎますと、やがて12時24分。“足尾”に着きました。足尾銅山で賑わったかっての街並みも“今は昔の物語”。静かな山里の風情です。ここから自転車の旅が始まります。鉄道の終着駅はもう一つ先の“間藤(まとう)”です。そこまで自転車で行ってみる事にします。


間藤の町外れにある“古川橋”は、道路用鉄橋として貴重な産業遺産だとか・・。少し雨が降ってきました。「急ぎましょう」来た道を帰ります。切り立つ両側の山に挟まれたR122を4台のレーサーが連なります。雨が収まりました。以前来たときには山肌に“カモシカ”を見る事が出来ました。下り勾配は、快適です。この調子なら今日の予定は“楽勝”だと誰もが思ったものでした。・・・が・


“草木ダム湖”に寄り道します。橋の上から湖を見ますと、水中から噴水が立ち上がって居るのが見えます。高くなったり低くなったりして、見飽きません。湖の中の噴水って他にもあるんでしょうか。噴水の向こうにダムが見えます。割合直ぐそこに見えます。「国道から離れて、湖周道路を行きましょうか」皆さんの意見が一致して、橋を渡って国道と反対側の道を行きます。これが想像を越える山道だったんです。


「ナンダこりゃ!」坂はここだけだろう、と皆さん思った事でした。だから「引き返そう」って言う人は一人も居ません。これで終わりなんだろう。と何回か思ったものでした。かなり時間と体力を消費して、ようやく国道に戻った時にはこの思わぬ道草で、かなり余裕がなくなってしまいました。国道へ出たら“星野富弘美術館”の喫茶店で「スイーツを頂こうね」と楽しみにしていたのですが、残念!既に16時近いです。


今まで静かだった国道122号線ですが、この時間になったら、やたらに車が多くなりました。緊張を強いられて狭い道を車と一緒に走ります。その上、下り坂一辺倒ではなくて、結構下り道の後に又上り道になると言うアップダウンが連続します。ようやく大間々の街に入った時にはホッとしました。16時32分。“日本一醤油”と言う老舗お醤油醸造所に立ち寄ります。HYさんやWTさん達が予め調べておいたお店で、“お醤油アイス”が目的です。


味わった事がないような珍しい味のソフトクリームです。決してイヤでない、むしろ「もう一個」と言っちゃいそうな美味しさです。17時。“大間々駅”に着きました。今日の走行距離は47,7kmでした。距離より走った感があります。4台の自転車を車に収納して、宿へ向かいます。今日の宿は、群馬県の最も東にある太田市の“藪塚温泉 ホテルふせじま”です。AIOLOSのクラブランで、こんな立派なホテルに泊まった事があっただろうか?地上7階建て。


玄関入り口前には“天皇皇后両陛下ご来館記念植樹”と書かれた看板があります。みんな静かに入館致します。先ずは入浴で汗を流しましょう。6階にある展望風呂からは、動いている電車や駅が見渡せます。両毛線でしょうか。曇ってはいますが、雨も降らなくて「いやあ~イイねえ!」とWT副会長さんと笑顔で頷き合います。


これから2つ目の目的“ひもかわうどん”を食しに街に繰り出すのです。ボクは本格的な“ひもかわうどん”を現地で食べるのは初めてです。それぞれのお店で作り方や味付けなどに特徴があるのでしょうが、ボク達が行ったお店の“ひもかわ”は、ナント幅が13cmもあるんです。弾力もあって「これはおいしいわ!」これだけでも来た甲斐が十分あります。楽しい夕食の時間を過ごして外に出ますと、桐生市街は既に静かな街灯の世界でした。


宿に戻ったのは午後10時を回っていました。WTさんと明日の行動のミーティングを簡単にして、ボクは睡魔のおもむくままに、分からない世界に入っていきました。ムニュムニュ。


〈8月21日(月)〉
ピッタリ6時に目覚めました。窓の外は曇っていますが、今は降っていないようです。屋根が濡れているようなので、夜中には降っていたのかも知れません。朝湯に行きます。WTさんは未だ熟睡のようです。誰も居ない露天風呂で、手足を存分に伸ばします。ほんとに気持ちが良いものですね。ここのホテルのお風呂が良い所為なのか、単に家から離れて仕事をしないから、気分が良いのでしょうか?


部屋に戻ってテレビを付けても、「もう7時30分だから、そろそろ起きなくて良いのかね」と話しかけてもWTさんはグズグズしています。よほど普段の疲れがあるんでしょうね。朝食の約束時間8時になる直前に、起床しました。4人で朝食会場のバイキング料理を頂きます。朝食時間でもYMさんは楽しい人で、何を言っても憎めない人です。9時30分にチェックアウトしました。ナント、ホテルの直ぐ前が“三日月村”の入り口だったのです。


自転車に乗らなくても徒歩で2分です。山に入っていきます。それは取りも直さず藪の中に入っていくという事になるのです。昔の街道を歩くように、関所があったり、旅籠(はたご)があったり、茶店があったりと、古い崩れ落ちそうな木造の家が所々に建てられています。ここの村では現在使われている貨幣は使用出来なくて、昔の貨幣価値“文(もん)”等に両替しなければならないのです。


ボク達は簡単に見るだけですので、ここで使えるお金は持ち合わせていません。昔の着物を着た人形が家の中にいます。色々な想像をさせる、人形達の表情です。ワイワイ勝手な感想を言い合って笑いながら歩きます。とは言っても、この時間に入場しているお客さんは、私達だけのようですけどね。あっという間にYMさん以外、蚊に刺されてこれは強烈なかゆみです。茶店のおばさんに“キンカン”を頂いて塗りました。


「ここの蚊は人なつっこくて。くっつかれて大変ですよ」ポリポリ。雨上がりの所為かも知れません。でも面白かった見世物でした。笹沢佐保氏の小説“木枯らし紋次郎”の架空の村なんですね。WTさんは、この街の郊外にある“石切場”を見たいという事で、この後も車の旅が続きます。これ又山の中にあって再び藪の中を歩く事になりました。「今日は良く歩く日なんですね」とYMさん。蚊を避けるためにうちわをを持ちました。


それにしてもYMさんは蚊に刺されません。それをご当人は喜んでは居ないようで、悲観的な事を言っています。“皆と一緒の体験をしたい。”とか“蚊にも相手にされない私”と言う事なのでしょうか。石切場への細い山道は行き止まりになりました。今は安全を確保できないという理由で、一般に開放されていないようです。WTさんのみ行ける所まで行ってきました。「見て来ましたよ。切り立っていてスゴイです。」


さて、桐生に来たからにはどうしても“絹の街”を実感したいものです。何軒かの繊維関係の施設がありますが、“桐生織物記念館”を訪れました。入って直ぐの部屋には、繊維製品中心のお土産があります。2階に上がると絹織物の歴史が展示されています。2人のおかあさんが優しく一生懸命に説明をしてくれました。一生懸命さとにこやかさは、桐生市の印象を凄く良くしていると思いました。ありがとうございました。


何となく満たされた気持ちで出ますと、昼食時がもうかなり過ぎているのに気づきました。こだわりのないボクは「冷やし中華で良いよ」WTさんは「それではラーメンに決めます」と。“らーめん芝浜”へ直行します。ラーメンに特にこだわりのWTさんは、ツーリングに来る前から調べて置いた一押しのお店だったんですね。スゴイ人気店だという事で「2時近いこの時間では終了しているかも知れない」とかなり心配しながら車を走らせます。


「アッ、駄目だった~!」店の前に立て看板があって、“麺が終了しましたので閉店致します”と、無情にも・・。気を取り直して“志多美屋本店”へ向かいます。今度はラーメンではなくて、“ソースカツ丼”です。さすがに若い人達はボリュームのある食べ物が良いのですね。ここも待つ事30分。“厚切りソースカツ丼”をボクも注文しました。厚切りカツが6個どんぶりに敷き詰められています。


ご飯が見えません。カツ最後の一個、WTさんに助けて頂く事になりました。お腹が膨れるほど満腹です。良かった良かった!最後に“天満宮”参拝で旅を締めくくりましょう。関東五大天神で菅原道真公を祭神とする、この辺りの総鎮守様という事です。お宮さんの建物の大きさは、驚くほどの大きさではありませんが、横から後ろに回ってみますと、その緻密な彫刻が見事で目を射るすごさです。


神社建築の技術の最高峰のものとして、群馬県指定重要文化財に指定されているとの事です。今日は自転車走行距離0km。桐生市内ドライブ観光でした。それにしても昨日から今朝に掛けて桐生市内でも「とんでもないほどの雨でしたよ」と街の人に聞かされて、雨に気がつかないほど幸運なコース取りで、「雨からすり抜けたツーリングだったのだなあ」と感謝の気持ちで帰路につきました。知らない所を走るって解放されますねえ。


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2017-08-17

2017年8月17日(木)[曇り][晴れ]    それでも走らないより良いかな


お盆の忙しさに落ち着かない日々でしたが、そうも言っていられません。クラブランでツーリングが目前に迫っているのです。力の衰えを痛切に感じているこの頃ですのに、走らなければなおのこと、体が鈍るばかりです。でも時間を掛けてじっくりという余裕もないので、僅かでも体を動かしておくことにします。お花見ランでよく走るコースですが、結構な坂道のある国府団地の中を走ります。


8時05分。朝の街並みは人影も少なく、時折見える人も今日のスケジュールの準備でしょうか、そそくさと家の中に入ってしまいます。お盆明けのこの時間に自転車に乗って遊んでいる人など居ないですよね。曇り空の中を団地の道を行きます。一番高い所まで調子の出ない体調のまま上り詰めました。そして下り切ると間もなく“林泉寺”に着きます。8時25分。4,8km。昔と違って、今はもう簡単に境内に入ることは出来ないのですね。


しっかりと塀に囲まれて、ゲートの入り口を通過しないと、入ることも見ることも出来ないのです。ランニングの人がゆっくりとしたペースで、駐車場辺りから出て行きました。雲が切れて日差しが降り注ぐようになって来ました。夏の日差しですから、やはり暑いです。さあ次は“春日山神社”下の階段を目指します。以前に比べれば新しく出来た道は、バスも通れるほどの道幅もあって、かなり緩やかなスロープになっては居るのですが、ボクにはやはり簡単ではありません。


ゆっくりしたペースで辿り着きました。8時35分です。5,5km。汗を一杯かいています。こんな朝ですが、駐車場には数台の車が停まっています。そして目の前の一直線に上がっている階段は、いつ見ても「長い階段だなあ!」と思わされます。136段には訳があるようですが、ボクにはよく分かりません。次に行きましょう。ここを下って“正善寺ダム”を目指します。下り道は楽チンです。


ブレーキを信用して適当なカーブを楽しみながら、下っていきます。下りきる直前に、上ってくる赤いシャツの集団が見えます。もっと近づくとその集団は、通学用の自転車に乗った女子(中学生?)達3名でした。赤いのはお揃いのTシャツです。すれ違ったのでその後のことは分かりませんが、この道は脇道がないはずですので、ママチャリで春日山を目指して行ったのでしょう。部活でしょうか。


若いって凄いなあ!煩わしい“春日山町”交差点を通過して岩木方面へ向かっています。道路工事中の箇所がありました。交通整理員の人の親切な誘導で通過すると“上教のグランド”の横を通ります。グッと人家がまばらになって、アブラゼミの合唱が大きく聞こえて来ます。いよいよ正善寺集落になります。いつもひっそりとした心安らぐ風情の集落は、県道200号線に沿って家並みが続いています。


“中正善寺”を過ぎて“下正善寺”も集落が途切れると、道の勾配が一気にキツくなります。途中上から下ってくるサイクリストがいます。会釈のタイミングを計っているうちに、一気にすれ違い走り去って行ってしまいました。「挨拶も出来ないで!」と内心で思いながら、ー踏み一踏みのペダリングを続けます。間もなく上り詰めるかな、のタイミングで音もなしにレーサーにのった若い男性が、すっすっと追越していきました。


あれっ、さっき下っていった男性だ!坂で練習なんだな。「声ぐらい掛けろよ!」と又思いながら、やっとダムの水が見える所まで、辿り着きました。彼はどこへ行ったのかな?見えません。9時05分。12,9km。日陰でメモ帳にボールペンを走らせます。息が弾んでいるせいか、立ったまま書いているせいか、いつもメモ帳の字はきれいに書けません。ダムの水はかなり水かさが高いように見えます。


雨で十分蓄えられているのでしょう。そしてダム周囲の樹木を映して、水の色は一面グリーンです。グリーンの水面が優しい風に吹かれて、さざ波を立てています。静かです。どこから来たのでしょう。顔を上げると直ぐ近くに、先ほどの若者がゆっくりボクの方に自転車で近づいてきます。「速いですね。何本走りました?」「3本です。」笑顔を見せました。「これから仕事ですので、帰ります。」「お疲れ様でした。」走り去って行きました。ボクも帰ることにします。アブラゼミに混ざってニイニイゼミも夏を謳歌しています。


ダウンヒルの所為もあってか、帰路は脚が楽になっています。30分くらい過ぎないと、体は調子が出てこないんでしょうね。全然速くは走れないですが、脚が楽になるのって、快適です。家路へのコースは最短コースを選びます。でも出来るだけ大通りは避けています。9時42分。帰宅です。走ったうちにならない距離ですが、25kmで終了です。ヤッパリ暑いワ!

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2017-08-04

2017年8月3日(木) [曇り][晴れ][晴れ]      今日もイイ天気!


昨日遅まきながら今年の“梅雨”も上がったと言います。「待っていました」とばかり、昨日からお空は30℃を軽々クリアしていきます。今日はそれでも予報では最高気温が31℃ほどと言う事で、特に午前中は曇ベースで30℃にはならないようです。行きます。でも行き先が決まりません。海辺よりも山側が好きなんですけど、あんまり山奥にも行きたくないし・・。どこへ行こうかな~!っと。今日も暑いし、お手軽にあそこにしよ~っと!


決めました。もう何回となく行っている“桑取りゆったり村”往復45kmほどです。山道ではありますが、民家も続いていますし、車も適当に通ります。8時自宅を出発です。海岸道路を西に向かって走ります。走り出す前までボクの体はグテッとしていた割には脚が回っています。調子良いのかな。そんなわけ無いはず。ナンダ追い風だったんです。海水浴場には既に遊んでいる人達が見えます。走っている道の脇には“ひまわり”がきれいに並んで咲いています。


そして崖崩れをした場所では、ブルドーザーが工事中という事で、現場に置かれています。
郷津のフィッシングセンター前を通過します。5km地点です。朝から釣り客が来ています。今日はボクの“一人ラン”ですから、コンビニにも寄らないで、又長浜住宅街にも入らないで、そのまま国道8号線の歩道と共用の“久比岐サイクリングロード”を行きます。街並みのどこかで向かい側に渡らなければなりません。


街外れに近い所で、信号機のボタンを押しました。どんどん通っていた車達が信号機一つで停車します。大型トラックの前をボクの自転車が渡ります。何だか申し訳ない気がします。さあ、ここからは車道と完全に分離された、歩行者と自転車のためのサイクリング道路です。いきなりトンネルに入ります。寒いほど外気との気温差があって、自然の不思議を感じます。抜けますと間もなく有間川の交差点です。


地名は“有間川”ですが、流れている川は“桑取川”です。ここまで約10km。8時40分です。いよいよここからシーサイドを離れて、山道コースに入っていきます。最初からセンターギヤで行くことにします。未だ風は海風のようで、背中を押してくれます。アブラゼミやヒグラシが今こそ我が世と鳴き競っています。小さいアップダウンを幾つも超えて、次第に里山の風情に入っていきます。目的地も近づいて来ます。


水分補給と汗ふきのために何回か休憩を入れましたが・・。後4~5kmかと思われる地点で、心臓の鼓動が早くなって、「これってもしかしたら、熱中症?」日陰で少し休み、ボトルの水を十分に体に取り込みました。そしてゆっくり走ってみます。変化はありません。後で考えますと、単に上り道での心臓の鼓動だったのかも知れません。桑取川の流れは多くの水量ではなく、静かな感じで流れています。


桑取小学校跡地を過ぎたところで、“かみえちご山里ファンクラブ”の建物があります。2人の女性がボクを見つけて「こんにちは!」と声を掛けてくれました。開放感のある人達です。慌ててボクも、声が間に合わないので首を縦に振るのが精一杯の挨拶になりました。(恥ずかしい)あまり車も通らない静かな里山の道を静かに走ります。まだアジサイの花が咲いています。アジサイって6月の梅雨時の花かと思っていたのですが・・。


横畑に着きました。ここを左に曲がると目的地“ゆったり村”です。ここまで来て気がつきました。そう言えばゆったり村って木曜定休日だったよな。別に入館するわけではないのでお休みでも良いのですが・・。玄関前に着きますと案の定、目の前の駐車場にはほんの数台の車しかありません。建物の玄関も中が暗くて、いかにも休館日という感じです。3段ほどの石の階段に腰を下ろして汗を拭きます。


9時30分です。ここまで21,4km。以前には木曜定休日だとは知らず、家族連れでここまで来たものでした。玄関前に来て「あゝ、お休みなんだ!」と戻ったこともありました。建物の中から白い半袖のYシャツを着たおとうさんが出て来ました。「木曜日はお休みでしたね」「イヤ、やっていますよ。7月8月は休みなしです」えゝ、そうだったんだ。外が明るすぎるせいか、中がいかにも暗いお休みモードに見えたものでした。


(失礼しました。)玄関前は日陰ですし、体をすり抜けていく風が涼しくて、気持ちが良いですね。キリギリスの鳴き声が聞こえて来ます。顔の汗が引きました。背中は汗が染み込んだインナーが張り付いて、帰宅してからのシャワーの楽しみです。9時37分。帰りましょう。来る時のじっくり眺めていた景色が、今度は反対向きの景色になって、かなりのスピードで後ろに飛び去って行きます。


下り道になると舗装の痛みが体に強く感じます。小さく体を左右に傾けながら、コース取りをして走ります。10時07分“谷浜公園入り口”です。公園の丘に上がったところで、反対から上がってきたサイクリストと対面する格好になりました。どなたか分からないまま会釈を送ります。相手も応じて会釈を返してくれました。すれ違いの寸前、真横に並んだ時点で相手の方がぐるっと回って、こちらに並ぶ格好になりました。


おゝ、この春からレーサーに乗ってくれています警察官のSさんでした。「頑張っていますね」「今、ゆったり村まで行ってきたんです。未だ少しでも日差しの弱いうちにと思いましてね。Sさんはどちらまで行かれますか」「糸魚川往復しようと思っているんですよ。どの位時間が掛かりますかね?」「時速30km以上でしたら2時間位で帰れると思いますよ」「そりゃ無理だ」「気をつけて!」「じゃあ!」


10時20分。33,8km。海を見下ろせる谷浜公園展望台(丘)に居ます。斜面の広場でおじさんが、芝刈り機を使って伸びた草を均一に刈り込む作業をしています。軽快なエンジンの音と共に機械の通った後は、きれいに縞模様が出来ています。下から右横にそして左折して丘の上までコンクリの広くはない道が出来ています。今までなかった道です。草刈りのおじさんに「ここは何ですか?」「車椅子の人のスロープですよ」


「あゝ。ここ自転車で上がっても良いんですか?」「それは構いませんよ」でも今日は歩いて高いところまで行きます。いつ来てもいつ見ても晴れ晴れしますね。やはり高いところが好きなんですかね。人間って。(いやボクって)心をいたわった後、家路へ着きます。今度は長浜の街中を通るコースで8号線に出ました。信号機のボタンを押して横断歩道を渡りますと、もう後数キロのペダリングでゴールです。


郷津海水浴場で一生懸命呼び込みをしているおじさんが居ます。「暑い時が勝負」と言う商売もあるんですね。みんな一生懸命生きているんですね。頑張って下さい。新しい水族館を建設している現場を過ぎます。ここでも汗を流して大勢の人達が働いています。程なく街中に入りました。ウイークデーの木曜日ですが、街中は静かです。11時。帰りました。走行距離は44,5kmでした。「さあ、シャワーだ。シャワーだ!」

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2017-07-22

2017年7月20日(木)[晴れ][晴れ] 熱中症ってどの位我慢するとなるんだろう


やっと乗れる時間が出来ました。どうしても今日は乗るんだから!それにしてもどこを走ったら快適なんだろうか。少しでも涼しい所と思って「○○を走ろうかな」と標高の高い所を言いいますと、「山は熊が出るかも知れないよ」とカミさん。「そんな事は滅多に無いし」と思うのですが、ほんとに出くわしたらイヤだし・・。近くの平らな道は景色が見慣れていて新鮮味が無いし。


うん、しばらくぶりにあそこへ行こう! 7時50分。車に自転車を積んで“カーサイクリング”の始まりです。全国どこへ行っても今、豪雨でなければ猛暑です。新潟県上越地方にも“熱中症厳重警戒”注意報が出されています。上越の今日は予想最高気温34℃です。「高齢者ほど注意をして下さい。」としょっちゅうテレビラジオで注意を呼びかけています。こんな日にサイクリングなどしても良いのでしょうか?


暑さをどこまで我慢すると熱中症になるのかな?“水分補給だけは小まめに”を、忘れない様にしましょうか。車が着いたのは8時30分。ここは“日本海フィッシャーマンズケープ”です。ここから今日のサイクリングが始まります。行き先は、以前の“初心者サイクリング”で行った事のある“広田鉱泉”です。柏﨑郊外の道をたどると、静かな山里にひっそりと存在する、ひなびた温泉があるのです。


そこを目指します。もうかなり以前に行った所ですから、道の状況など忘れてしまっています。そんな新鮮味もあってかなりウキウキ気分の木曜サイクリングです。いきなり国道8号線は緊張です。朝から国道8号線はやたらに暑いです。ここから柏﨑方面へは、結構なアップダウンの道で、どうもギコチないハンドルさばきで、快適サイクリングにはほど遠いスタートです。


8時55分。鯨波交差点です。クジラの地下横断道がある所です。バンバン車が走る国道を信号機で横切り、嘘の様にグッと静かになった県道73号線に入りました。“鯨波 宮川線”です。静かで平坦でのどかな道を進みます。でもそれも束の間、じんわりと登り坂になって来ました。目に見える訳ではないのですが、林の直ぐ右に“北陸自動車道”が走っているらしく、車の走る音がよく聞こえます。


ボクが走っている道の左側は日陰が多く、これはラッキーです。朝から非常に暑いのに上り坂で又汗かきです。家の庭には“ストレチア”かと見間違えるほど鮮やかな、オレンジ色の“グラジオラス”が暑い日差しに負けじと咲いています。ゆっくりゆっくりと坂を上ります。日陰が途絶えると、降り注ぐ太陽と照り返しが強烈に来ます。努めてボトルの水を喉に流します。約5,5km地点で一度下り始めました。


ヤッタ!下りだぞ。と思ったのは早とちりでした。再び上ります。9時15分。7,0km。今度こそ下りです。ホッと出来る快適ダウンヒルですが、ナント1,7kmで下りは終わりです。わずか3分の喜びでした。平坦な部落に入ります。家並みを走ります。カンカン照りです。一寸“熱中症”の不安を感じます。別にどこか体がおかしいとも思いませんが、どこまで我慢をすると身体に異常が来るのでしょうか。


未体験ですから何となくの不安を感じます。“新潟産業大学”の前を通ります。また少しの登り坂があります。越えて間もなく、出ました“安田”の交差点です。9時40分。14,1km。R291を右折です。そして“北条”からは県道72号線に変わりました。ずっと道や佇まいが、ローカル色になります。いいですね~!人影も少ない通りですが、たまに出会うおかあさんやおとうさん達の顔は「どこから来たんだね」とか「ご苦労ご苦労!」とか言いそうな、温かさが感じられます。


9時52分。17km。“北条駅”小さい可愛い静かなローカル駅です。でもJR信越線ですけどね。小休止します。駅は無人です。ホームまで出て記念に写真を一枚撮らせて頂きました。キリギリスが鳴いています。更に行きましょう。線路と平行した道路です。後ろから電車が来ました。カメラを出している間に通り過ぎて行ってしまいました。かなり老朽化した車両に見えました。悲しいような美しいような気持ちで見送りました。


10時15分。22,3km。“越後広田駅”に到着です。ここも誰も居ません。丁度今度は反対方向から、つまり長岡方面から柏﨑方面への列車が入って来ました。停車した車両には“直江津行き”と書いてあります。一人下りて来ました。70才近いおかあさんです。「教えて下さい。広田鉱泉はどう行けば良いのですか」「あゝ温泉ですかね。どっから来なしたですね」「直江津です」「」そうですかね。そりゃ温泉の社長、喜びなさるわ」


あまりに大雑把な案内で、方向だけは分かった気がしましたので、「分かりました。有り難うございました」と言って別れました。ですが中々行った道は見つからなくて、どうでも良くなって、「別に温泉に入りに来たわけではないし・・」それにしても看板ぐらいあると思ったけど、何もないんですよ。駅前にも地図もないし。もっとしっかりと地図を用意しておけば良かったんだな。


ガーミンのナビ機能が付いたメーターを忘れて来たのが、少し残念に思ったものでした。(ほんとはそれほど残念には思っていませんが・・。)では、後ろ髪が引かれる思いもなく、帰り道にします。10時25分。来る時よりも帰りの方が早く感じます。キリギリスに見送られながら、北条を過ぎて安田に来たのは10時45分。30kmです。交差点で一服するのに丁度良い信用金庫の建物が・・。冷房の効いたATM室で体を冷やしましょう。


少しほてりが静まったかと思って外に出ますと、一気に真夏の暑さです。この時点で未だ“熱中症”になっていません。往く時に見ていて気になっていた“夢の森公園”が、産業大学の隣にあります。建物があります。入ってみることにします。建物はほんの入り口で、広大な公園の敷地には自然の状態を遊ぶと言う考えで、池があったり小川があったり丘があったりして、色々体験しながら学べる自然公園なんですね。


受付のお姉さんに説明を聞いて、未だどなたも居ない体育館のような建物の一部にある、喫茶コーナーへ。お勧めの“ミルクソフト”を頂くことにします。濃いミルク味のソフトクリームで、休憩方々お腹から体温を下げてくれます。11時00分。さあ、行きましょう。来る時の下り道は、今度は上り道になるんですね。わずか3分ほどのダウンヒルだったはずなのに、上り道のナント長く感じることでしょう。


およそ往復45km前後だろうから、逆算すると後6kmかな?ボクの場合上り道は急いでは駄目なんです。ゆっくりでも絶え間なく進みます。踏めない重さではありません。アブラゼミが複数で鳴き競っています。暑さに拍車が掛かります。ようやく上り詰めたようです。とうとう今日もインナーギヤを使わないでクリアしました。下り道はほんとに楽ちん楽ちんです。鯨波の集落を通りすぎます。喧噪の8号線が見えてきました。


左折して大型トラックが行き交う道の端っこを、エッチラオッチラ上ります。道を横断すると、スタート地点のそこが今度はゴールとなる建物が見えます。11時55分。44,5km走りました。いくら言ってもどうしようもありませんが、ナンテ暑い日なんだろう!車のエンジンを掛けると共に、何はともあれエアコンを22℃にまで設定します。それから帰り支度に掛かります。“炭酸ビタミンジュース”が喉に染み込んでいきます。フ~!


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